食と農プロジェクト
赤松さんにインタビューしましたので、その内容をお知らせします。
赤松徹生(てつお)さん
北九州市森林組合 参事
里山トラスト会議 世話人
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子どものころからの昆虫好きが昂じて、何かの形で山の仕事ができたらと思い、森林組合に就職。
森林組合は、林業を営む人の組合で、その植林から伐採、販売までをお手伝いする機関ですが、今は林業が成り立っていないのが現状。
本当は、日本の木材で、日本の木材需要を賄うことができる量の木材はある。しかし、外材が入ってくるので価格が非常に下落し、成り立たない。
杉の木を40年、植林から育て、伐採し運び出して市場で売って、何と1本たった600円です。これが売値です。
林業者は、当然意欲を無くし、林業をしなくなり、そうなると間伐もしないので、山がまっくらになり、下草も生えないで、表土が流出し、土砂崩れがおきやすくなり、保水力も格段に低下し、山が荒れてきています。
車などを輸出し買ってもらうと、どうしてもバーターで向こうの果物、穀物、木材を買わなくてはならなくなる。
この構造がある以上、どうにもならない。
今、昔ながらの「里山」がなくなってしまいました。
どうしてなくなったのと聞かれると答えます。
「おじいさんが山に柴刈りに行かなくなったからです。」と。
昔の柴刈りとは、薪集めもありましたが、それだけではなく山の間伐もして、バランスのとれた多様な生物が住み、循環する雑木林を作ってきたのです。
木の種類も、多様な木を植え、マキもでき、炭もでき、栗などの果実もとれ、多様な用途に使える林を形成していたのです。
おじいさんが、柴刈りに行かなくなったので、マッタケもとれなくなりました。
松食い虫も広がるようになってしまったのです。
その里山を少しでも復活させていく、皆で作業しながら、大切さを知っていこうということで「里山トラスト」の活動を始めました。
八幡の河内貯水池の山林で、約4000ヘーベを借りて区画し、竹林オーナー制度を始めました。
3年間、竹林を手入れするかわり、自由にタケノコも掘れ、竹林を使うことができます。
竹林の増加も大きな課題です。
竹林は、水源涵養機能が低く、竹林が広がり過ぎると山の保水力が著しく低下します。
生物多様性の観点でも問題があります。
今、合馬でも、竹林は少なく見ても300ヘクタール以上ありますが、実際にたけのこ農家が使っているのは100ヘクタールだけなのです。
その結果、山の保水力が落ち、米の水がなくなりかかっています。
里山トラストはその他に、放置された畑を皆で草刈して、野菜を作ったりもしています。
メンバーは40人くらいです。
この先は、企業単位でも、この活動に参加が見込まれています。
昔のよさをもった里地里山をどんどん広げていきたい。
生物の多様性はとても大事。
今は「生命とは何だろう」と考えさせられ、勉強しています。
昆虫や、菌や、植物には、人類を救う力も秘めている気がします。
生物多様性、環境問題、いろいろ言われますが、「教育」しかないと思う。
私たちの活動では、線香花火1本にしかならない、そう、やればやるほど感じます。
あらゆる方向、方策で、教育をやっていただきたい。
それが重要だと思います。
インタビュアー 吉岡(ガイアの風)
吉岡感想
車の輸出よりも、日本の農林業、里山の方が、大事ですね。
もうそろそろ、みんなもわかってきつつありますよね。
でも、まだかな。











