北九州市では「世界の環境首都」を目指して色々の政策が展開されています。もったいない総研では、平成17年度より子供たちの環境教育を目的として「もったいないスクール」にとり組んでいます。
平成17年度には小中学生を対象に白川郷や愛地球博の見学を、平成18年度から北九州青年会議所と協働でkids’ISO14000プログラムに取り組んでいます。
これらの活動により、子供たちの環境知識が向上に貢献しています。
Contents
もったいないスクール2006
~環境教育Kids'ISO14000プログラム普及活動~

主催 「もったいないスクール2006」実行委員会
[構成団体:(財)北九州活性化協議会、(社)北九州青年会議所]
開催趣旨
環境保護に対して将来的な危機感を持ち、幼少期から環境に対する意識を高めて、「学校」「家庭」「地域」を連携させた「環境教育」を行うことで、世界の環境首都を目指す北九州市において、環境負荷を低減するシステムを構築していくことにしました。 今年度の「もったいないスクール」においては、「Kids'ISO14000プログラム」(注1)に取り組みました。
(注1)
●Kids'ISO 14000プログラムとは
これは子供の環境教育プログラムです。子供が本来持っている環境に対する潜在的な感性を引き出し、その子供に科学的な問題解決能力をつけるプログラムです。日本でスタートしましたが、今や、国際的に取り組みが広がっています。
● このプログラムのポイントは
1. 子供、一人ひとりの「気づき」を引き出します。
2. そして、気づきに基づく自分の行動と周囲や地球環境との関係(環境マネジメント法)を体得します。
3. 次に、ネットワークで皆で手をつないで、家庭、地域、地球の環境を良くする活動をします。
実施結果
Kids'ISO14000プログラム入門編
~小学5年生321名が参加~
入門編では、「環境マネージメント」とはどういうことかを「実体験」してもらいます。実体験の期間は2週間です。
ここでは、最初の1週間では、現状チェックとして、今まで通りの生活をして電力、ガス、水道水の使用量、ゴミの排出量などのデータを取り、ワークブックに記入します。
そして、2週目に、どのように節約していくかの計画(Plan)を立てます。次に、作戦を実行(Do)しながら再度メータなどでチェックし、ワークブックに記入します。次の点検(Check)において、最初の1週間との比較をして作戦の効果を調べます。ここで子供たち自身が気付きを得ることになります。
最後に、方針(Act)として作戦を終えての感想を記入し、保護者がメッセージを記入します。このようにして、計画(Plan)、実行(Do)、点検(Check)、方針(Act)のPDCAサイクルの基本を体験します。このワークブックを国際芸術技術協力機構(アーテック)に提出し、そこで評価を行って返送されます。

今回は、北九州市内6つの小学校において5年生321名が参加しました。その結果、全国レベルより高い割合の生徒296名が入門編を終了しました。
参加校と人数(5年生)
・北九州市立青山小学校
25名
・北九州市立清水小学校 93名
・北九州市立鞘ヶ谷小学校 35名
・北九州市立陣山小学校 27名
・北九州市立八児小学校 59名
・福岡教育大学附属小倉小学校 82名
6校の5年生 計321名
Kids'ISO14000プログラム初級編
~夏休みにチャレンジしたプログラム~
初級編は、入門編を終了した生徒が対象で、期間が8週間で、PDCAサイクルを3回繰り返し実施します。
子供たちが家庭のリーダとなって、まず環境改善の目標を設定した後、家庭の環境の現状分析を項目別に行います。次に家の人たちの協力を得ながら、自分で立てた省エネ作戦を実行していきます。この間、客観的な数値と比較しながら目標を次々と向上させていきます。8週間のプログラムを終えて、レポートを提出し審査に合格すると、国連大学で行われる国際認定証授与式にて初級編認定証が授与されます。
今回、114名の生徒が初級編に取り組みました。初級編の合格率は全国平均5%と厳しい認定基準となっていますが、今回17名もの合格者を輩出することができました。
もったいないスクール2006成果発表会
~北九州エコライフステージ2006で発表~
2006年10月14日(土)、北九州市役所北側広場で催された「北九州エコライフステージ2006」のステージイベント「エコスタイルタウン」において、「もったいないスクール2006成果発表会」を行いました。 Kids'ISO14000プログラムを終えての感想発表や、自分たちで工夫した省エネ作戦の発表を、タライやペットボトルを駆使して、大勢の前で披露しました。
もったいないスクール2006表彰状授与式
~子どもたちが環境を守るリーダー~
10月21日(土)、西日本工業大学デザイン学部(小倉キャンパス)において、「もったいないスクール2006表彰状授与式」を行いました。「Kids'ISO14000プログラム」入門編を受講した321名全員に、賞状と記念品(エコ下敷き)を手渡しました。 「もったいないスクール2006」を終えての感想や省エネ作戦の発表の場では、子どもたちが、自分たちで考え、自分たちで行動したことを誇らしげに発表する場面も多く見られました。今後も家庭で出来る環境保護活動を続けて行きますかの問いに、全員が手を挙げて、大きな声で「はい」と答えるなど、環境首都を目指す北九州市の、次世代の環境リーダーたちに、会場は割れんばかりの拍手に沸きました。 今回は子どもたちの環境教育でしたが、我々大人の世代にも十分に考えさせられる部分も多く、子どもたちを通じて、北九州市における「環境」の持つ意味合いをあらためて認識させられました。今後の子どもたちの活躍に期待すると共に、運動としてもっと多くの北九州市民に働きかける必要があると感じました。

初級編国際認定証授与式
合格者17名が参加 環境首都を目指す北九州市の子供たちが、Kids' ISO 14000プログラムに取り組みました。初級編に合格した生徒17名は、2007年1月27日に東京の国連大学で行われた第6回国際認定証授与式に参加し、初級編国際認定証を授与されました。17名のうち1名が特別賞(セイコーエプソン賞)を受賞しました。(特別賞は、全国で9名)











